InsideAsia

北京20年目の作家・谷崎光が中国とアジアの本当”をお伝えします。ときどきゲストも!

中国社会

通ぶれる北京のレストラン3つ(今どき若者の胡同の隠れ家。高級車が並ぶ官僚御用達スノッブ。気のおけぬ友達と酔っぱらってもすぐ帰れる鍋) 月刊 谷崎光のインサイドアジア No.41

北京は全人代だが、人々はあまり気にせず遊びに出ている。 今の北京は、経済が豊かになり、あらゆる文化が百花繚乱状態である。先日行った胡同の中の大人気店。道の入り口では共産党の地元の末端管理部による体温検査と(地元の通行証をもっていない場合は)…

黒く、生きよ! 全人代開催!の機会に学ぶ、中国人官僚の”腹黒学” 月刊 谷崎光のインサイドアジア No.40

(面の皮は城壁より厚く、心は炭のように黒く生きよ、と説く、中国4000年の官僚の出世術 【厚黒学】(ハラグロ学)) 黒いヤツほどエラくなる!? note.com 筆者について 新卒でダイエーと中国の商社勤務→文藝春秋の受付に原稿を持ち込み96年作家デビュー→20…

香港デモ、在住者が語る ”警察への電話も通じなかった。警察がシャッターを下ろして通報拒絶も ” 「今は香港にこないほうが!」 

デモで揺れる香港。 メディアはいろいろ報道するけれど、香港の”なかのひと”はどんな気持ちで何を考えているのだろうか。 香港に長いManCheeFMW(@Manchee902)さんにご寄稿いただいた。 それだけならまだしも、目撃/遭遇した市民が999(日本で言う110番通報…

中国のニセモノ専門!? ECサイト”拼多多”が、アメリカで上場までできる本当の理由(中国知財最前線)

今回は中国の知財管理専門家、清華大学法学博士の小林正弘さんにご寄稿いただきました。小林正弘さんは2008年から北京在住。現在、中国の知財管理業務の最前線で、日本企業のブランド保護などのお仕事をされています。翻訳書に《法律家莎士比亚》(法律…

香港のデモでSNS監視、盗聴を恐れる大陸の中国人たち、ウイチャットのビデオ通話でシーッのポーズ

「あの、香……」 「シーッ。捕まるよ!」 ウイチャットの無料ビデオ通話。 私が香港(シィアンガァン)のシィアンまで言い終わらないうちに、相手はスマホごしに指を口にあて、言っちゃいけないのポーズを取った。 こんにちは。 香港人が送られることを恐れて…

アリババのジャック・マー会長の996労働は正しいのか。貧困から這い上がった中国ZTE子会社エリートIT社員の死(下)

www.insideasia.click 他の写真を見ても、家族は素朴な雰囲気であり、別に暮らしに過分な費用がかかるようには見えない。 リストラされても、給与は下がるかもしれないが、仕事は見つかるだろう。ローンは家を売れば、値上がり分の余剰も出る。 一説にはマン…

アリババのジャック・マー会長の996労働は正しいのか。貧困から這い上がった中国ZTE子会社エリートIT社員の死(上)

中国ITエンジニア社員、定年35歳説 2019年の春、アリババのジャック・マー会長が996労働について、容認、支持する発言をして中国で話題になった。 996というのは、朝9時から夜9時まで、週に6日働くということである。 この10年間以上、中国…

天安門事件30周年 天安門広場で公安に囲まれツイッターを阻止され考えたこと

2019年6月3日。 家から地下鉄にのり、天安門広場へ行ってきた。6月4日だと入場できない可能性があるし、事件が起こったのは3日深夜から4日未明だからである。 パスポートチェックと顔認証をうけて荷物検査の場所に入る。 カバンに入れていたスケジュ…

中国より実は過酷な日本人の働き方、会社に娘を殺されないために 

、 ある中国企業では、3月8日の世界女性デーにイケメンを手配し出勤する女性に花を配った。撮影 HN ■若い女性に仕事が ■原因の自殺が増えている 日本に一時帰国して参加した同窓会で、友達のお嬢さんの話になった。確か学生時代に留学し、それから東京で広…

トヨタ社長の終身雇用限界発言で考える、中国人を味方にするたったひとつの方法

中国に来て18年間、社内の中国人が味方になってくれずに、日本企業が損をする例をたくさん見てきた。 たとえば中国で売っていた日本メーカーの携帯である。 2000年代はなんと中国語が打てず、表示が英語だけのものまであった。 当時、英語がわかる中国…

天安門事件 6月3日、30年前にこれから事件の起こる天安門広場に立って考えたこと

2019年6月3日。 家から地下鉄にのり、天安門広場へ行ってきた。6月4日だと入場できない可能性があるし、事件が起こったのは3日深夜から4日未明だからである。 パスポートチェックと顔認証をうけて荷物検査の場所に入る。 カバンに入れていたスケジュ…

日本人留学生が驚いた、このままでは日本が負ける中国の一流大学の授業

中国の大学の卒業式は6月、7月。写真は北京大学。筆者撮影。 北京では、ときどき日本人留学生、日中ハーフ留学生と社会人の交流会が開かれています。 なかなかおもしろくて、何度か参加しています。 そのときに大学生たちが留学の感想を教えてくれました。…

中国人同士でも中国語方言(上海語、福建語、広東語……)は通じない!

日本で昔、東北と九州の武士がケンカして、おたがい言っていることがまったく通じなかったという話がある。実は中国もともとはそんな感じである。 一般に他の地の言葉は中国人でも聞くだけではわからないことが多い。字に書くと現代ではほぼ同じだが、発音は…