InsideAsia

北京20年目の作家・谷崎光が中国とアジアの本当”をお伝えします。ときどきゲストも!

中国ビジネス

TikTok のバイトダンス創始者が語る、この10年で2000人面接してわかった伸びる若者の特徴。日本人は中国の人材の本当の怖さをまだわかっていない?! 月刊 谷崎光のインサイドアジア No.41

筆者について 新卒でダイエーと中国の商社勤務→文藝春秋の受付に原稿を持ち込み96年作家デビュー→2001年から北京大学留学を経て現在も北京在住(コロナウイルス騒動の間もずっと北京でした)。 著書は松竹で映画化の『中国てなもんや商社』(文藝春秋)『男…

黒く、生きよ! 全人代開催!の機会に学ぶ、中国人官僚の”腹黒学” 月刊 谷崎光のインサイドアジア No.40

(面の皮は城壁より厚く、心は炭のように黒く生きよ、と説く、中国4000年の官僚の出世術 【厚黒学】(ハラグロ学)) 黒いヤツほどエラくなる!? note.com 筆者について 新卒でダイエーと中国の商社勤務→文藝春秋の受付に原稿を持ち込み96年作家デビュー→20…

日本人が海外で働いて、勝ち組になるための選択のポイント。(駐在員、起業、現地企業、現地採用…そして知られざる○○と盲点。役に立つマトリックス付き)

内向きといわれる日本人も、最近は海外で働くことのハードルが下がってきた。会社からの駐在の機会も以前よりはるかに多い。 さらに有名な投資家のジム・ロジャーズ氏はアメリカの投資情報のラジオ番組でこう言った。 「もし私がいま10歳の日本人ならば……。…

中国のニセモノ専門!? ECサイト”拼多多”が、アメリカで上場までできる本当の理由(中国知財最前線)

今回は中国の知財管理専門家、清華大学法学博士の小林正弘さんにご寄稿いただきました。小林正弘さんは2008年から北京在住。現在、中国の知財管理業務の最前線で、日本企業のブランド保護などのお仕事をされています。翻訳書に《法律家莎士比亚》(法律…

香港のデモでSNS監視、盗聴を恐れる大陸の中国人たち、ウイチャットのビデオ通話でシーッのポーズ

「あの、香……」 「シーッ。捕まるよ!」 ウイチャットの無料ビデオ通話。 私が香港(シィアンガァン)のシィアンまで言い終わらないうちに、相手はスマホごしに指を口にあて、言っちゃいけないのポーズを取った。 こんにちは。 香港人が送られることを恐れて…

アリババのジャック・マー会長の996労働は正しいのか。貧困から這い上がった中国ZTE子会社エリートIT社員の死(下)

www.insideasia.click 他の写真を見ても、家族は素朴な雰囲気であり、別に暮らしに過分な費用がかかるようには見えない。 リストラされても、給与は下がるかもしれないが、仕事は見つかるだろう。ローンは家を売れば、値上がり分の余剰も出る。 一説にはマン…

アリババのジャック・マー会長の996労働は正しいのか。貧困から這い上がった中国ZTE子会社エリートIT社員の死(上)

中国ITエンジニア社員、定年35歳説 2019年の春、アリババのジャック・マー会長が996労働について、容認、支持する発言をして中国で話題になった。 996というのは、朝9時から夜9時まで、週に6日働くということである。 この10年間以上、中国…

中国在住18年の日本人作家が見た、それでもファーウェイが大丈夫と思う3つの爆笑理由

ファーウェイが引き続き話題である。 米中経済戦争もさることながら、一般人の関心の一つは、で、今からファーウェイ買って大丈夫? だろう。 ①ファーウェイ携帯のOSはどうなる? 私は日本国内はすでにわからない。 しかし、中国では没問題!(問題ない)と…

中国で怖いのはファーウェイだけではない。共産党員8000人が最前線で働くあのIT企業の裏側(下)

タオバオでさっそく売られるKAWSのコピーTシャツ。争奪戦はコピー生産のためか? www.insideasia.click ジャック・マーは資産を早くにシンガポールに設立した慈善組織に移していると言われているが、あのぐらいになるとこれからもう1兆円儲けるとかに、あま…

中国で怖いのはファーウェイだけではない。共産党員8000人が最前線で働くあのIT企業の裏側(上)

アメリカVS中国の貿易戦争が話題になっている。ファーウエイの製品の安全保障問題も注目され、さまざまな制裁合戦に発展した。 しかし中国在住18年の私にとって、正直なところ何を今さら……、である。 もちろん中国ではすぐれたIT企業もサービスも次々出て…

日本の携帯が世界で負けた、誰も言わない本当の理由 アジアでも人気の中国スマホメーカー、OPPO日本法人社長インタビュー(下)

(上)から続く。 高級化する中国の携帯 10万円クラスも普通になってきた なぜ日本のメーカーだけが、中国の、いや世界の携帯市場をまったく読み取れず、大きな市場を逃がしたのだろうか。 答えは日本のメーカーが消費者のマーケットを読む能力をなくした…

日本の携帯が世界で負けた、誰も言わない本当の理由 アジアでも人気の中国スマホメーカー、OPPO日本法人社長インタビュー(上)

// ]]> 2019年3月末。ソニーがついに中国のスマホ工場の生産を終了した。 スマホ事業で赤字が続き、将来は閉鎖の予定である。 ソニーは中国でボロ負けした日本の携帯の中で、唯一頑張っていたメーカーである。 ファーウェイ、OPPO、ASUS(台湾)……。 安全性…

中国、QRコード決済で生まれたビルの空きスペースビジネス、ジムから会議室、ビリヤード、瞑想室まで

今、北京でよく見かけるのが、ビルの空きスペースとQR決済を組み合わせたビジネスである。 一年ぐらい前から頻繁に見たのは、ジムだった。 巨大ショッピングモールのたとえば地下階のちょっとした空きスペースなどをパーテーションで囲う。トレーニング機械…

当たりはスマホ!? 中国で流行る”福袋”自販機

「オレ、スマホ新しくするから」 「またぁ? 外れるよ」 中国・北京。巨大ショッピングモールの中で、若者数人のグループが盛り上がっている。 一人が近づいて、スマホで支払いをした。 ガタンと音がして、プレゼント仕様で包まれた箱が出てくる。 皆で大騒…

トヨタ社長の終身雇用限界発言で考える、中国人を味方にするたったひとつの方法

中国に来て18年間、社内の中国人が味方になってくれずに、日本企業が損をする例をたくさん見てきた。 たとえば中国で売っていた日本メーカーの携帯である。 2000年代はなんと中国語が打てず、表示が英語だけのものまであった。 当時、英語がわかる中国…